女性読者からの支持も絶大な人気漫画ハンター×ハンター!話題のあの二人が激突する!
ヒソカは漫画ハンター×ハンターのヒールキャラクターとして第一巻から登場している。
ここから先はネタバレ注意。
コミック〇〇巻で、これまでヒール役として圧倒的なカリスマ性を誇っていたヒソカが、無罪に敗北する。
それは漫画史上、もっとも卑劣な闘いだった?
進撃の巨人もそうだが、このハンター×ハンターも予期せぬ出来事がおこる。良い意味で読者の予想を裏切る。想像を超える。
強者でさえもヒソカを目の当たりにし「あいつはやりづらい」「あいつ相当強いでしょ」「腕がいい」など、只者でない事を察し警戒していた。
このように他の強者達も戦闘をなるべくなら避けようとする傾向が見受けられる。特別、闘う必要も理由もないからだ。しかし、ヒソカは強者と闘いたいという快楽的な執念がある。
そんな強烈なキャラクターをイラスタ独自の視点で語り、本日も原作を元にイラストで再現してみる。
その前に…
■これまでイカれ具合をとことん見せてきた事でギャップを生み出した?
■ヒソカを原作を元にイラストで再現
想像を超える展開!ハンター×ハンターはR指定レベル?
進撃の巨人もそうだが、このハンター×ハンターも予期せぬ出来事がおこる。良い意味で読者の予想を裏切る。想像を超える。
ヒソカは登場当初から狂ったように何の躊躇いもなく相手を仕留めるサイコパスとも思われるシーンあり、読者に対しても危険なキャラクターとしてのイメージを植え付けていった。
第一印象のヒソカは戦闘マニアの道化師! そして数少ないオフシーンは激レア?
ハンター×ハンターのヒソカ連載から人気が上昇、アクの強いキャラクターにもかかわらず女性読者からも絶大な人気をほこる。
クールな顔立ち?と高身長、切れのある肉体。謎めいたキャラクターで連載当初は狂ったような発言や行動ばかりが目立っていた?
バトルマニアという性質は、少年誌ではおそらく鉄板であり読者に求められるキャラ設定の一つ。それに加え、ヒソカはミステリアスな雰囲気とユーモアを兼ね備えている。
普段はヘアスタイルも独特でピエロのような仮装をし、不気味さを醸し出しているが、オフのときのヘアスタイルは至ってノーマル。かなり見た目にギャップがある事で有名。
ちなみにヒソカのオフのスタイルはこれまで作中でも、ほんの数コマしか描かれていないので激レアといえる。
女性読者のファンも多いが…それってクレイジーな証拠?
ヒソカをサイコパスと表現したが連載が進むにつれ、主人公達に協力するシーンがあったりと意外な一面をみせる。ただ、目的のために一瞬協力しただけにすぎないだろうが、ところどころでキャラクターのイメージとは異なったギャップをみせる。読者はそんなヒソカの意外性に惹かれていったのだろう。
物語が進むにつれ人気が上昇していく理由も分かる
ヒソカには信念のような強い拘りがあり、素質のある相手を「果実」と例えたりと言葉のボキャブラリーも豊富。その果実を眺め感情が高ぶり、妙な笑みを浮かべるシーンなどもあることから変態的なイメージすら感じさせる。
ヒソカの芸術的な格闘センス!!推理が必要な戦術!
感情が高ぶって興奮状態になったヒソカは何やら様子がおかしい。
「積み上げてから壊す」
「果実がみのるまで」
…と、頭の中で何かを想像し快楽を得ているようだ。まるで投資家。現実の世界のプロ格闘技界でも価値のある強い選手と闘う事で大きなリターンが望める。それに近い発想か?
ヒソカに関しては地位や名誉を気にする様子は見受けられない。
(ハンター×ハンターでは少年誌には珍しいが、キャラクター同士の間で金銭の交渉などが行わられるケースがある)
おまけに勝利を確信していた相手に対し、逆に絶望感を与えるようなサド的な性質も持ち合わせている。
これまでの戦闘を見るとヒソカの力量は未知数。彼は、まるでエンターテイメント性を意識しているかのよう。相手を一瞬、油断させたりと様々な戦闘中に様々な演出をしてみせる。
ヒソカの戦闘シーンはまさに芸術といっても過言ではない
実った果実を壊すこと
ヒソカの戦闘を見れば彼の強さが分かる?シンプルに相手を一瞬で仕留めるシーンもあるが、それは弱者相手の場合のみ。
ヒソカは果たして、これまでに本気で戦った事があったのか?と疑問に思ってしまう程、ヒソカは魅せる闘い方をする。
戦う場所を相手に選択させたり、相手が有利なゲーム(ルール)に乗っかったりと、ただ普通に闘って勝つことは滅多になく、エンターテイメント性を重視。
ヒソカは「闘いはダンス」と例え、相手にリズムを合わせる事で気持ちよく闘うことができる。根っから戦闘を好む。
さらに演出(マジック)に拘り、相手に"自分の腕を切断させるよう"仕向けたり、追い詰められた相手は精神的にパニック状態になることも…
最終的にヒソカのマジックの種を知ることもなく相手は無罪に敗北してしまうケースも。
敗北する瞬間の相手の表情は、まさに「こんなはずでは…」と言わんばかりだ。
戦闘の最中、相手にヒントを与え困惑させたりするが、これは、ただのヒソカの自己満足の遊びなのか、勝つために必要な作戦なのかは不明。
途中で相手にクイズ形式で問題を出したりもする。これらの演出が仮に勝つために必要な作戦というのであれば、それはそれで納得できる。
何故ならプロアスリートの世界や実際の格闘技でも「記者会見から入場の時点で戦いは始まっている」と言われるくらいなので、もしかしたら、ヒソカの挑発ともいえるクイズは、戦略のうちに当てはまるのかもしれない。これらは、あくまで個人的な予想なので実際は分からない。
ヒソカを上回る恐ろしい存在!手段を選ばないクロロの戦術と幻影旅団の信念!
そんなヒソカを上回り、勝ちに徹したのが幻影旅団のクロロというキャラクターである。
ほしいものは奪いとる盗賊ならではのシンプルな発想だが…
クロロはおそらくだが、他人に対しての感情がなく人を人形程度…いや、それ以下。まるでガラクタ同然に扱う。
ここでクロロが団長を務める幻影旅団の結束力については語らないが。
クロロは利用価値があれば人を利用し、必要であれば言葉を交わすが他人に感情移入することは皆無。これは弱肉強食の思想のようなものか。
ヒソカも似た性質を持ち合わせているが、それよりも、さらに冷酷で手段を選ばないのがクロロ。
戦闘の最中でも感情が欠落したような冷酷なセリフを放ち、思考も、これまでの行動も「人」とは全く別次元の域に達している。
クロロからしたらヒソカは「人」である以上、感情がある。つまり扱いは容易いということなのか?
決闘の直前クロロはヒソカを目の前に「確実に勝つ」と宣言
決闘直前、クロロが淡々としゃべる様子は緊張感を感じさせないほど冷静。ヒソカとはかなりの温度差がうかがえる。
ヒソカも見破れなかった卑劣な方法?幻影旅団クロロの残虐さ!
闘いに選んだ場所は闘技場。一見すると最もフェアに闘える場所かと思われるが、クロロの考えは違った。
クロロは様々な能力を扱い、手段すら選ばない。予測不可能な怖さを兼ね備えている。結論を言うなら、闘技場はクロロが能力を最大限に発揮できる場所だったという事。
クロロにヒソカが敗北!ここまで卑劣な手段があっただろうか?
天空闘技場のフロアマスター戦(いわば決勝)の舞台。途中までは、クロロというキャラクターの力量が見れるかと思われたが、闘いが進むにつれ様子が変わっていく。
数百体…いや無限に?人間爆弾が量産される?
クロロは、とある能力を使い闘技場で大勢の観客を操作。さらに観客の数が不自然なくらい増えていく。コピー能力を使い量産できる。そのコピー人間(人形)達には爆弾がセットされており、ターゲット(ヒソカ)に向かって攻撃を仕掛ける。しかし、これもほんの一部の能力を使っただけにすぎない。
ヒソカは逃げ場もない状況に追い込まれ体力が削られていく。
合間に観客に紛れ、ヒソカのダメージが蓄積されていくのを見計らい、さらにクロロが追い討ちを仕掛けていく。集団リンチどころではない。
完全にルールを無視した卑劣な手段。能力で操作された大量の観客の下敷きになる。最後はそれに仕込まれた爆弾が作動して幕を閉じた。
堂々と勝利を宣言した側が宣言通り圧勝する
まさにチェックメイト
ほぼ無傷でヒソカに圧勝。クロロが率いる幻影旅団はハンター×ハンター連載当初から最も危険な存在として語られていたが、読者も度肝を抜かれたはず。
あまりにもチート級の能力に読者達が違和感を感じはじめる
本来なら、あり得ないくらい数多く能力をクロロは併用。元々チート級の能力を扱うクロロだが、今回の決闘では読者達が違和感を感じる程であった。
大きな能力を使用する場合は誓約が大きくリスクを伴う。本来なら、それがハンター×ハンターという漫画の奥深い部分。
クロロは「確実に勝てる条件が揃うまで待つ」
決闘序盤にクロロがわざわざ能力をヒソカに事細かく説明。ヒソカを納得させる、同意を求めるシーンがあったが、後々考えたら少し様子がおかしい。
クロロはヒソカの性格や人間性を見抜き計画に計画を重ね能力発動の条件をクリアした?
互いに強敵であることは間違いないし例えクロロが有利な場所や条件であったにしても、ヒソカの敗北は信じがたい。ファンにとっては後味が悪く悔しい想いすら残る。
案の定ネットで炎上
相手優位のルールに乗り無罪に敗北したヒソカ!読者はヒソカの敗北を認めない?
ヒソカは、これまで作中で最強とされブランディングも確立されており(クロロも同様であるが)おおよその確立でヒソカが勝利、または決着は付かず終わる事を予想していたに違いない。
途中でヒソカ自身もクロロの能力に違和感を感じていてもおかしくはないが、いずれにしても手遅れ状況。完全に追い込まれ惨敗。
これまで主役級の悪役として読者を魅了し続けたヒソカは無残に敗北した。
「確実に勝つ」と闘う前から勝利を確信していたクロロがほぼ無傷で圧勝するという結末は、読者にとってすれば信じ難い事かもしれない。例えクロロが絶対的に有利な条件であったとしても。
その後、ハンター×ハンターの読者の間で賛否両論な噂話が広がる。「ヒソカ」「クロロ」のキーワードで調べたら山のように記事が出てくるが…
あくまで個人的な感想だが、これらの噂は「陰謀論」に近いものだと感じている。
共闘説?幻影旅団メンバーが影でクロロに協力していた?
一対一を装っていたが実は裏で幻影旅団の強者達が協力していた。という説がある。
これは有名なネタだが、それらしい描写やセリフがいくつかあったのでファンの間で炎上した。
もちろん、あからさまではないので謎に包まれたままだ。
ハンター×ハンターの作者は、その答えを言わない。
もしかしたら、周りが答えを知りたいと思う気持ちが強ければ強いほど…
逆に遠ざかるような気がする…
ネットで読者同士が炎上?ヒソカの実力について!
ファンの間でヒソカというキャラクターに対するイメージが分かれる結果となった。
今も尚、作中で最強だと信じる読者
最強説を信じなくなった読者
そして…個人的な意見だが、ヒソカはまだ敗北していない思っている。それでも良いだろうか?むしろ延長戦に持ち込まれたといっても良い。
無残に被爆した姿で復活を遂げたヒソカ!逆襲がはじまる!
読者の間では幻影旅団にリベンジを誓うヒソカに期待が高まっている。
炎上レベルでファンの間で盛り上がった、ヒソカ対クロロの決闘はまだ終わっていない。むしろ、これからが本番のようだ。
そんなヒソカをドローイングしてみた!
いつも通り原作を元にし、独自のエッセンスを加え再現。
なんとなくだが、顔を描いた瞬間にヒソカと認識できる。ヒソカには、それだけの個性がある。
髪を下ろしたヒソカのイラスト!ギャップがありすぎる?
数多くの読者の間で話題になったオフのスタイルのヒソカも描いてみる。
髪を下ろしたときのスタイルにするか…もしくは道化師として表現するか…
この二択。かなりイメージが変わるので描いていて中々面白い。
余談だが、アニメ版のハンター×ハンターでは、原作コミックにはないヒソカが「壁ドン」するシーンがある。さらにオフのスタイルでいるシーンが結構長い。見せ場として引っ張った。
一歩間違えたら、ヒソカのキャラクターの方向性が変わってしまうが、これらはアニメ限定で、女性ファンに向けたオリジナルシーン、あるいはサービスシーンと捉えて良いだろう。
執念と信念
最後に個人的な感想だが、ヒソカの魅力は狂った性質にあると思っている。
ヒソカはクロロに一度、敗北しゾンビのような容姿になりながらも狂気の笑みを浮べる。片腕や片脚などの一部を失った。いずれにしても読者を惹きつけるカリスマ的魅力があることは間違いない。