惣流アスカから学ぶ向上心から学ぶ事!繊細な性格部分にも触れてみる!
まず惣流から式波へと名前が変わった事だが果たしてどんなメッセージが込められているのか?謎が謎を呼ぶエヴァシリーズは様々な意見が飛び交うが結局のところ正確な答えはない。そして、物事、正解を決めることが良いとも限らない。
エヴァの世界では聖書に出てくる名前や、それに因んだモチーフやキャラクターがストーリーに組み込まれている。
それに対し、あえて正解を示さないことで想像力を掻き立てる?
テーマが人だとしたら、人が生きる理由や存在する理由を探すのと同じかと思う。価値観、生き方、全てが人それぞれ異なるが人は答えを探そうとする。学ぼうとする。
そんなエヴァンゲリオンの謎めいた魅力をイラストレーターである「イラスタ」の アングラ目線で記事にまとめてみた。
■アスカは決して萌えキャラではない?
■イラストのメイキングや説明
惣流アスカはプライドが高い性格だからこそ、表面上の性格とは裏腹に心が傷つきやすいのが特徴。
少なからず過去に何らかの傷を負いコンプレックスを抱え、その反動からか、やたらと周囲の評価に拘る。思春期ゆえに感情のコントロールが難しいのか?とも思うが実際、大人社会の中でも人同士の感情の衝突は見られる。
惣流アスカの向上心やメンタルの強さ
学生時代の部活も本気レベルの人間が集まればエヴァのようなヒューマンドラマは多々見られる。そこには様々なキャラクターが存在し、碇ゲンドウのような上司や指揮官のような結果に拘るタイプであったり、碇シンジのように至って普通で人とのコミュニケーションが苦手なタイプ(家庭環境は複雑)、ましてや惣流アスカのようなタイプは様々な現場で一人くらいは近いタイプの人間がいてもおかしくはない。
女性が社会で活躍する今の時代を考えると、よりリアリティを感じてしまう。
エヴァ弐号機のパイロットであるという事、そして闘いに…使徒に勝つ事が自身の存在価値
惣流の「向上心が高い」という部分についてはどうだろうか?これに関してもそうだが反対意見や色々な意見があっても良い。
人にどう思われるか等、人からの評価を少なからず、気にする人は多いだろうが、ある意味アスカは気にしているようで周囲の事を気にしない面も見られる。
激闘!弐号機 対 量産型!その結末は?
アスカは全面的に有言実行しようとする姿勢が見られ、堂々とビッグマウスとも捉えられるような発言をする。普通なら失敗を恐れリスクを回避しようとするが…アスカは進んでリスクを取ろうとする。おまけにメンタルスイッチの切り替えが早い。
個人的には、アスカは自らすすんでプレッシャーを背負いモチベーションを上げているのではないかと思う。
常に勝つ事だけを想像する姿勢
結果的にアスカは碇シンジにシンクロ率を抜かれる?さらに綾波レイにも及ばないという危機感を味わうことになる。実際に惣流アスカようなキャラクターは現実社会ではファンもアンチも付きやすい性質。
劇場版のエヴァンゲリオンでは最後にアスカが量産型エヴァ(複数の敵)を相手に勝ち目の無い闘いを繰り広げた。
量産型エヴァの一体一体の強さは、見ている側も戦意を失う程であった。
惣流は劇場版で母を求め、最後に母の存在を感じた事で力を発揮する。
そして絶対絶命の中繰り広げた闘いの中どんな結末が待っているのか。
絶対絶命?90年代のエヴァにアニメらしい結末を期待してはいけない?
今ヒロインキャラという例えがアスカにハマるか分からないが、絶対絶命の中、あそこまで本気で闘う女性キャラクターがこれまでに存在しただろうか?
90年代の劇場版を見た人には伝わるが、アスカが乗る弐号機の片目にロンギヌスの槍が刺さり、貫通するシーンがある。(パイロットとエヴァがシンクロしているだけに激痛であるに違いない。)式波の眼帯とそれが関係しているのか?と自然に連想してしまったが、どうだろうか?これは余計な発言だったかもしれない。
最後の最後まで量産型エヴァ(複数の敵)と闘い、粘ったアスカの姿勢を見ると「惣流」というキャラクターの魅力が伝わるはず。
碇シンジとは対照的なタブーなセリフ
「〇〇してやる…〇〇してやる…〇〇してやる…」
そして、これまでの発言、何故パイロットに…エヴァに拘るのか…惣流から何らかの気付きを得られるはず?
エヴァは世の中のあるあるな人間関係が描かれている?
碇シンジもそうだが惣流アスカも人間らしい。そんなキャラクター達が人々に感情移入させ、さらに綾波レイや渚カヲルといった一般的には存在しないような非現実的なイメージのキャラクターも登場する。
※この二人のキャラクターについては別記事に記載
エヴァンゲリオンのアスカを実際に描いてみた!定番のコピックを使用する!
まずはアスカをドローイングしてみるが、前回の綾波レイと比べるとヘアスタイルが案外ノーマルに感じた。なので、特徴を出すにはキャラクターの表情や線画のタッチ等を意識する。もちろんアレンジしても良いが。
ロングヘアは書き込む範囲は広く、さらにハーフアップという、かなり拘りが詰まったスタイル。
少しアレンジしたい気持ちもあったが今回も原作の特徴を生かしアスカとして認識しやすいよう意識して描いてみる。
世間で認知されているアスカをイメージし、程々に独自のテイストを加えていく。
コピックならではのテクニック!重ね塗りしながら近いカラーバランスを模索する!
基本的にコピックE50、E51と少し濃い目の色で印影を加えれば無難な肌質を表現できる。肌色にしても様々な種類があるが、インク切れした場合や、求める色が手元にない場合は色を調合して使用。あるいは重ね塗りしながら近いカラーバランスを模索していく。
ヘアスタイルも初めから濃い色で塗るよりも実際のイメージより薄い色を選び、重ね塗りしたり、部分的に濃くしていくのがベター。
乾いてから重ね塗りするのと乾く前に重ね塗りするのとで色の質感や見え方が異なる。
ボカしたい場合や馴染ませたい場合は「乾ききる前に色を重ねる」と良い。
反対にハッキリとコントラストや色の差をつけたい場合は「乾ききってから重ね塗り」するとパキっとしたメリハリがでる。
手書きのイラストをデジタルで微調整、編集するテクニック!
コピックは個人の塗り方の癖、塗るスピードによっても色の出方が微妙に変わるのも面白い。
手書きのイラストは塗った後にあまり変更できないが、コピックなら重ね塗りで色味を少し変えたり、印影を付けることでさらに深みが増していく。
近年、デジタル派の人もいればコピック派の人もいる。勿論、この二択だけではないが、アナログ派の人もデジタルに移行しようと考えているケースも見られる。
一種の方法だがコピックである程度、完成したイラストをデジタルに落とし込み、フォトショップ等でアレンジ、色彩調整するのも良い。多少のアレンジを加えモニターで見たとき映えるように調整する方法もある。
その場合は完全にデジタルに移行しなくても良いし、手描きの味も生かせるので気楽に試してみると新しい発見がある。
今回も後に多少デジタル微調整する事を考え、ある程度の塗り終え段階で終了し続きは動画にまとめて残しておこうと思う。
何事も程々のバランスが良い?
惣流アスカと式波アスカのキャラクター性について
ドイツ3/4、日本1/4の血を持つクォーター。アメリカ国籍。口癖は「あんたバカァ?」。容姿端麗で14歳にして大学を卒業しているエリート。セカンドチルドレンでEVA弍号機のパイロット。(新劇場版では大卒)
アニメ版では惣流・アスカ・ラングレー、新劇場版以降は式波・アスカ・ラングレーと改名されている。
惣流・アスカ・ラングレーは、勝ち気でプライドも高く自己中心的な部分がある一方、明るさや社交性も持ち合わせている。
母に対してのトラウマ、加持リョウジへの憧れを持つ部分も描かれている。
一方、式波・アスカ・ラングレーは、母へのトラウマ、加持へのあこがれを感じさせない、1人でゲーム機遊んでいるクールな印象が強くなったように見受けられた。
サーモンクリームパスタとガーリックトースト、マルゲリータ。