綾波レイの人気度、キャラクター設定、ヘアスタイル共にエヴァの象徴として現代も世代をこえて多くの人を魅了し続ける
綾波レイのイラストメイキングを公開するにあたり、今回はエヴァンゲリオンのキャラクターデザインについて分析してみると同時に、エヴァがテレビアニメで公開されたときから再放送、96年の劇場版までにおこった社会現象について。
エヴァはテレビ再放送で社会現象となり劇場版は二作に分かれ公開された!
そして、エヴァンゲリオンは当時のアニメ好きのみならず幅広い層のファンを獲得する。
これから語られる内容はイラスタが実際にエヴァを通じて体感した事であったり、あくまで個人的な感想も含まれる。
■綾波レイというキャラクターの魅了とは?
■原作に近いイメージ綾波レイを描いてみる
エヴァンゲリオンはロボットアニメかと思いきや予想外に人造人間という設定!暴走シーンが衝撃的!
まずエヴァンゲリオンを機体だと思って見ていたら人造人間と聞いた途端、その意外性に惹きつけられる。
確かに他のロボットアニメの機体と比べてもシルエットが人らしい。巨大な人造人間をコントロールするパイロットは思春期の中学生という設定であり、さらに主人公の碇シンジが乗るエヴァンゲリオン初号機のコアが実の母だという衝撃。
第一話から二話で初号機が碇シンジを落下してきた障害物から守るというシーンがあり…「守った…」と現場にいた一同がざわめく。
あくまで個人の感想だが、この時の主人公の父親である碇ゲンドウの表情や笑みは、かなり狂っているように感じた。
それは決して目的を達成する事、使徒(敵)に勝利する事への異常な拘りだけではない。
エヴァンゲリオンの綾波レイがボロボロになった姿で登場する!この状況でも逃げるか?
碇シンジは「できるわけないよ」と叫び、その後「逃げちゃダメだ」を連呼。この言葉はエヴァファンのみならず多くの人に浸透。
このプレッシャーは一般の中学生がオリンピックに出場する以上のレベルの話で、かなりリアリティがあった。
その主人公、碇シンジと対照的なのが綾波レイであり、ボロボロになりながらも碇ゲンドウの指示に従おうとする。これはメンタルの強さなのか?ある意味、執念なのか感情が欠落しているのか…謎が多く、謎めいた綾波レイという存在は当時から異常な人気をほこっていた。
綾波レイのセリフは一言一言が重たく印象に残る
綾波レイは感情が無いような話し方だが、たまに見せる微笑みが印象的。
「…どいてくれる」「ワタシ三人目なの」等、人気キャラクターのヒロインが言うようなセリフではなかったりと、見ている側も、このキャラ設定に戸惑ってしまう。なので、個人的にエヴァンゲリオンに関しては、もはや謎は謎のままで…と思考停止して考えるのはやめようと思った瞬間は多々ある。
この綾波レイの冷徹さが世の男性の中にあるマゾっ気を覚醒させたのかもしれない。(失礼)
勿論、女性にも多大な人気を誇るキャラなのだが。
エヴァンゲリオンはパイロットになるという厳しい現実や恐怖心を視聴者に感じさせる
シンクロ率というエヴァを動かす上で重要な値があり、神経接続されているためエヴァが受けたダメージはパイロットも痛感することになる。作中のパイロットのみならず視聴者も恐怖心を感じたり、より一層キャラクターに感情移入してしまう。
ましてやパイロット等が中学生という設定や精神的にも成熟していない事から、見てて不安を感じてしまう。ストーリーが予測不可になり不安と共に期待値も高まっていく。
話は変わるがガンダムではニュータイプという設定があり簡単に説明するなら、人が宇宙空間でこれまでにない能力を発揮するという設定だったのでニュータイプは頼もしい存在だった。
ターミネーターはスカイネット(コンピューターやAIと例えて良い)が人間に反逆するとう設定だったがエヴァンゲリオンは人造人間で時として暴走する。
第一話から二話の戦闘の中で暴走する初号機の様子は、あの鎧のデザインにハマりすぎたのか凄まじい人気でプラモデルのみならず高額のガレージキットを大人なみらなず小中学生が購入してしまう程の人気であった。
※エヴァのプラモデル専用塗料「エヴァパープル」等、格種が販売された。
綾波レイの限定テレカは一枚2万円の価値が付いた?当時、行列ができる程の限定グッズも存在
綾波レイのテレホンカードという響きが懐かしいが、90年代、当時は高額の2万円で販売されていたりと、今思い出してみると立川市の第一デパートという場所では、そんなプレミア価格で販売されていた。
綾波レイの限定グッズと言えば、当時行列ができるほどで、その状況はメディアでも流れ、「エヴァ最高」と自信満々にインタビューにこたえるという社会現象。
エヴァンゲリオン劇場版のシト新生は映画館で数時間待ちという行列ができた
シト新生(Death and Rebirth)を見るために映画館に足ん運んだ人なら体感しただろう…予定していた時間に映画館に入れない行列を。さらに、グッズを買うのにも並ぶという、ネット社会である現代では考えられないリアルな光景だった。
グッズのバリエーションも普通では考えられない程で、まさにグッズ販売を目的とした映画といっても過言ではなく映画館にいたファンの目が本気すぎて、もはや笑えないレベル。
エヴァンゲリオン劇場版のテーマソング・魂のルフランの限定版シングルCDが発売
パッケージは綾波レイをメインにしており、限定版は赤いクリアケースに入った状態で販売されており、当時「限定」と聞いて何枚も購入したファンも多いはず。
「魂のルフラン・心よ原子に戻れ」というメッセージも印象的だ。
綾波レイをドローイング!ブルーのヘアカラーと特徴的なヘアスタイル!
綾波レイの人気度、キャラクター設定、ヘアスタイル共にエヴァの象徴として現代も世代をこえて多くの人を魅了し続ける。
長短のついたバング(前髪)を中心に集め、全体的にフォワードにもってきたヘアセット。やはりヘアスタイルが決めてとなる。
2020年劇場版エヴァンゲリオンを元にロンギヌスを持った綾波レイをイラスト化
やや不思議なヘアスタイルのバランスではあるが個性的でリアリティがある。定番となった前下がりのショートボブのようなニュアンスでレイヤー(段)が入っているため顔周りやトップにも動きがある。
中性的な綾波レイのヘアスタイルは男性から見てもクールで魅力的に感じるのでは?
本日の夜食
簡単でおいしいトマトとモッツァレラチーズ。もう夏は終わったが、暑い時期は毎日でも食べたくなる定番の夜食。