クリストファー・ノーラン監督のダークナイトシリーズのバットマンはリアリティを追求している。
バットマンのダークヒーロー的なイメージはアメコミ、DCコミックファンのみならず多くのファンを魅了しノーラン監督の作品はバットマンビギンズから始まり独特の世界観を示す作品になったといえる。
そんな傑作中の傑作であるシリーズの完結編ダークナイト・ライジングのキャラクターについて個人的な感想をまとめてみた。
■ダークナイトシリーズのファンの視点?
■イラストのメイキングシーン
映画に登場するそれぞれのメインキャラクターは予想を良い意味で裏切る事でファンにサプライズを与えている?
ダークナイトファンの間では、バットマンの宿敵ジョーカーの次はペンギンだろうという予想する声もあったが、ノーラン監督が次のダークナイト・ライジング悪役に選んだキャラクターはベインだった。
そして、これが完結編として公開されると知ったときの驚きと期待値はファンにとって相当なものだ。
バットマンのブルースウェインは前作のビギンズの時にラーズアグールから戦闘術を習い、それに加え軍事兵器や科学的に基づいた知識などを存分に活用し、生身の人間を超越したパフォーマンスを発揮。
この設定や世界観を考えるとベインというキャラクターは、イメージ的にもダークナイトシリーズとのマッチング性は高いと個人的に思っている。(あくまで個人の感想)
ちなみにベインは日本のファンの間での知名度はペンギン、ましてやジョーカーの知名度には劣るが、公開前の予告編でベインが登場し、その壮絶なインパクトで公開が待ち遠しくなった人も多いはず。
パートナーのロビンやヒロインのキャットウーマンは登場するか?
やはり、ファンの間で気になっていたのはバットマンのパートナーのロビンやヒロインのキャットウーマンはダークナイトの世界で登場するか?というところであったが、キャットウーマンの役はアン・ハサウェイが演じた。
ちなみに作中ではキャットウーマンという言葉のフレーズは一度も出てこないが観る側が、それを必然的に認識してしまう。
そもそもバットマンもキャットウーマンも映画の中で自然と広まったネーミング、または肩書きのようなものにも捉えられる。
そしてバットマンに関しては俳優のクリスチャン・ベールが映画の中でブルースとバットマンという二人のキャラクターを演じているという事。
クリスチャン・ベールはブルースを演じ、ブルースの役柄に入り込み、さらにブルースが演じるバットマンを創り上げたことになる。
この主役であるバットマンあってこそ、他のキャラクターが引き立つという事はいうまでもなく、時には悪役やヒロインの存在が主役以上に目立つシーンがあったり、予想を上回る活躍をしたりと印象強いのもダークナイトシリーズの特徴だと思う。
ダークナイト・ライジングのキャットウーマンの特徴やキャラクター性について
ダークナイト・ライジング(The Dark Knight Rises)でのキャットウーマンはあからさまなコスチュームや過剰な演出は意識していない。
ビギンズの時のバットマンはコウモリというシンボルや方向性が定まっていて資金を使いながら、はじめはテスト的に装備を確認したりと試行錯誤を繰り返していた。
ライジングでキャットウーマンも初登場ということを考えると、リアルを追求するという意味でも観客がみてキャットウーマンと認識できるくらいの絶妙なニュアンスが良い。
それが先のストーリーやキャラクターの未来を想像させるのかもしれない。
キャットウーマンをドローイング! 表情はDCコミックの女性ヒーロー特有の強めなイメージを意識!
アメコミのヒロインは男性に負けず劣らずの気質であり、時には主役のヒーローの力を凌駕する。
油断は禁物で、男性キャラクターより手段を選ばず相手に対して様々な罠を仕掛けるので、かなり手強い。
余談だが日本のアニメ作品で例えるならルパン三世の峰不二子。キャットウーマンと多少なりともイメージが重なるのは自分だけではないはず?